子供に囲碁を教えることについて、とても貴重な経験をさせて頂きました。
なぜなら、囲碁教室をひらくことが夢だと言いながら、今まで自分の息子以外で子供に囲碁を教えたことが無かったからです。
「申し訳ありませんが、囲碁を辞めさせて頂きます。」
コミュニティーセンターにて、囲碁を教える日ではない時にお姉ちゃんのお母さんが来て言いました。
「何か、あやまちをしてしまったのでは?」と思いました。
「あまりに教えるのに熱を入れすぎてしまってた?」とも思いました。
しかし、私はお姉ちゃんがやる気を出して囲碁の問題に取り組んでいるところや、楽しんで対局をしているところを見ています。
もちろん、お母さんも楽しそうにされていたのを覚えています。
なので、どこが悪かったのだろう?」と悩みました。
すると、お母さんから「実は、お姉ちゃんは囲碁以外にも習い事を2つしています。なので、土曜日は一日中お姉ちゃんにかかりきりになってしまいます。そしたら、息子の相手ができません。共働きで子供たちの相手ができるのは土日だけです。その土曜日をお姉ちゃんだけにしてしまっては息子がかわいそうだから、辞めさせて頂きます。」と・・・
私も共働きですので、お母さんの気持ちはすごく分かります。
平日はご飯を食べさせて、お風呂に入れるともう寝る時間になっちゃいます。
土日しかじっくりと子供の相手ができないんですよね(泣)
息子さんはまだちっちゃかったから、なおさらだと思います。
てっきり、私の教え方がへたくそで囲碁が嫌いになったのかと思い、凹みそうになりました。
お母さんの辞める理由を聞けて、ほっとしましたが、さみしい気持ちでいっぱいになりました。
何とか続けてもらえる策はないかと考えましたが、
「息子さんが大きくなったら、また、もし良かったらお姉ちゃんと一緒に連れて来てください。」
と、言うだけにしました。
今でも、さみしい気持ちはなくなりません。
ただ、私の息子は楽しく囲碁をしています。「レベルサイコロ」を使って私と対局をしたり、色分けした棋譜を使ってちゃちゃっと碁石を並べたりしています。
最近は「みんなの囲碁」のCOM相手に「お助けカード」を使いながら倒しています。
私の息子が楽しみながら囲碁を続けているのは、私の囲碁指導レベルが少し上がったからかもしれません。
だとすれば、お姉ちゃんや弟さんに出会ったおかげだと言えます。
本当に出会えたことに感謝です。
教える機会を与えて下さってありがとうございました。
「お世話になっていますから。」
と、いろいろと頂いたことについても本当にありがとうございました。
お姉ちゃんと弟さんのおかげで、数か月間「囲碁を教える」ということに真摯に向き合うことができました。
たくさんの「アイデア」が出てきました。
たくさんの「気づき」を得ることができました。
もし、次にまた教える機会があれば今よりもっと楽しい「囲碁」を提供できると思います。
最後にお姉ちゃん、弟さん、そしてお母さん。
大変、貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
写真を撮る雰囲気ではありませんでしたので文章のみです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。